
トーキン★カフェ
トーキン★カフェ > 「カフェソネス・木下雄貴さん」1ページ

| 今回より始まった新企画「トーキン☆カフェ」。ゲストは今泉にある人気店「カフェソネス」のオーナー木下さんです。 カフェソネスでは様々なカフェイベントを定期的に開催し、福岡有数の元気のあるカフェとして他のカフェのオーナーさん達からも注目されており、木下さんは スウェードも以前よりずっと気になっていた存在でした。 木下さんを駆り立てるものとは一体何なのか?その辺りをお聞きすべく、12月のとある日曜の昼下がり、カフェソネスにお邪魔させて頂きました! ※この取材は2004年当時のもので、現在とは異なる内容もございます。 |
| スウェード(以下●):えー、今日はカフェトラの新企画「トーキン☆カフェ」という、これは月に一度カ フェのオー ナーさんをはじめ「カフェな人」に僕がインタビューしていろいろお話を聞いてしまおうという企画なんですけども、 その第一回目という事でカフェソネスのオーナーである木下さんにお願いさせて頂きました。実は僕ら、あんまり長い時間お話したことなかったので、前々から 非常にお話してみたかったんですよ(笑)。 木下(以下■):よろしくお願いします ●えー、僕が「カフェ・トライブ」というサイトを立ち上げてから2年半くらいになるんですが、いろいろな方々に声をかけて去年カフェサミットというイベン トもやらせて頂きました。カフェとイベントといえば、もう切っても切り離せない間柄だとは思うんですが、中でもソネスさんが福岡でカフェイベントを始めら れたはしりだと思うんですよ。イベントの回数も福岡カフェの中では一番多くやられてるんじゃないですか? ■あ、そうすかね? ●まあ、イベントというか仲間通しのパーティーっぽいのを細かくやっていらっしゃるお店は他にもあるとと思うんですけど、ソネスさんの場合、キチッとした イベントじゃないですか。そういうところがスゴイなぁと日々思っていたんですね。 ■いやいや ●えーと、ソネスはオープンされて何年目くらいでしたっけ? ■98年の9月30日だったので、ちょうどこの前で5周年になりました。 ●イベントというのは当初からやってたんですか? ■えー最初はそんなにやってなくて。元々僕が演劇の役者の出身だったので お店 を出した時から演劇をやりたいってのがすごくあったんですよ。というのも、ご存知かもしれないですけど芝居をやるってのは福岡でも東京で も大阪でもほとんど同じ状況で皆メシが食えないンですよね。ほとんどギャランティ が発生しなくて、芝居をしながら自腹でお金を払って赤字を埋めてやってる・・・もち ろん僕もそういう状況でやってたから、まぁ僕は映像の方とかもやってたんですけど、 でもまぁ出来ればここで定期的に芝居でもやってお小遣い程度でもいいからギャラを 渡せる状況にしたい、小さいハコかも知れないけど場所の提供が出来ればいいなとい うのがあったんですね。 ●なるほど。その中でカフェという店舗形態を選ばれたというのはどうしてなんです か? ■そうですね、イベントという点に関しては芝居をやりたいというのはあっ たん ですけども、もちろん演劇をやりたいからハコを作ったという訳でもなかったんです ね。まず最初に飲食店をしたいというか、結局のところいろんな人達にくつろいでも らえる空間を作りたいってのがあったんですよ。あくまでもその延長線上にイベント があると。なのでイベントというのはメインではなくて、いろんな人達にくつろいで もらいながら、ここでいろんな刺激とか経験になればいいな・・・というのがありまし た。それはあくまでカフェが持っている可能性の中の一つですよね。 ●そうですね。去年なんか特にカフェブームとか巷ではよく言われてたと思うんですけ ど、まあ、僕自身はあまりブームとか言う言葉を使うのが好きじゃないんですが(笑)、福岡をとってみても確かにたくさんお店が出来てきてまだまだ盛り上 がってますよね。でも5年前だと福岡にはそんなにカフェってありませんでしたよね?エピカフェさ んなんかもまだなかったですよね? ■そうですね、まだなかったですね。うちの方が一年くらい早かったと思い ます。 ●それこそ昔からあるような喫茶店のようなカフェのような店しかありませんでしたね。 ■そうですね。カフェという名前がついてたのはルーセン トさんくらいしかなかっ たですよね。 ●そんなカフェというキーワードがまだ少数の人しか認知されていない状況でお店を出すって、すごく先見性があると思うんですよ。で、ソネスをオープンする 以前には飲食店の経験っていうのはあったんですか? ■やってましたね。やってましたけど、ずっと役者の方をやってたのでアル バイ トをしてたんですよ。でも飲食店の仕事はずっとやってました。最初はその役者をやっ ていく上での勉強のための人間ウォッチングみたいな、いろんな人達を見るというか そういうのがあったんですけど、やってるうちにこっちの方が面白くなってきて、そ れで自分でやれればな・・・という。だからフリーターの時代がすごく長かったんです よ。アルバイトも常時3つくらいやってて。全部で40くらいやりましたね。 ●うぉ!そりゃすごいですね。それって全て飲食店なんですか? ■違いますよ。それこそ引っ越し屋さんや工事現場の仕事から。 飲食店もバー3つに和食、洋食、イタリアン、しゃぶしゃぶ屋さん。あと販売も アウトドアの販売、洋服の販売、雑貨の販売とか。あとスタイリストのアシスタント したりとか、テレビドラマの美術スタッフしたり、CMのナレーションしたりとか。本 当にいろいろやってました。 ●へぇー!そりゃまたすごいですね。多種多様なバイトですね。そんなバックーボーンをお持ちだったとは。でもそんなにたくさんの仕事をやったとい うのは、やっぱりいろんな事をしてみたかったという事ですか? ■うん、そうですね。いろんな事はやってみたかったですね。でもあのど れも皆中途半端にはやってなくて、最初に入る時の契約期間または最低でも一年以上 働いて少なからず自分自身で何かしらの事を納得できるまで働きました。だから一番 多い時で月に450時間働いてましたね。(笑) ●450時間!まさに働きづくめじゃないですか(笑)。そういえば木下さんは元々福岡の 方なんですか? ■いや、僕は長崎出身です。 ●長崎市内ですか? ■えーとですね、諫早の方なんですよ。 ●で、今たしか30歳ですよね? ■そうです。 ●こっちに来たのはいつなんですか? ■高校卒業してからですね。 ●あーじゃ僕と一緒なんですね。僕も木下さんと同い年で佐賀県のK市出身で 同じく高校卒業と同時に福岡に来たんですよ。諫早とは結構近いですよね。 ■あーK市なんですか。僕はT町なんですけど、当時うちの親父が漁師を やっ てたんでK市もよく一緒に行きましたよ。今は諫早には海がなくなっちゃったんで漁 師はやってないんですけどね。 ●へぇそうなんですか!漁師って海苔とかですか? ■そうですね(笑)。海苔とかもやってました。漁師は良いですよー。僕も 海が戻 るならいつでも漁師になりたいですね。 ●海苔は今の時季にとれるんでしたっけ? ■うん、いやまだこれからですね。 ●僕も高校の時にですね、イナカだからバイトがないんですよ。それで海苔のバ イトとかやってましたよー。 ■あーあれキツイでしょう? ●キツかったですねぇ。(笑) 諫早も有明海ですよね? ■そうですそうです。諫早湾というところなんですよ。 ●演劇は高校時代からやってたんですか? ■いやいや。高校の時は全然やってなくて、福岡に来てからですね。あの、 何と いうかすごく真っ直ぐじゃない人生だったんで(笑) ●そうなんですか?(笑) ■真っ直ぐじゃないですよーホントにもう(笑)。高校卒業して福岡に来 て、全然 関係ないコンピューターの専門学校に行ってたんですね。 ●あ、そうなんですか。 ■ハイ。それも三年間やってたんですけど、うちの弟が今は東京で映画の制 作を してるんですけど元々舞台をやってて、そういう影響で役者の人達とかと繋がりが出 来てきて、それで「あー面白いなぁ」って興味があったところにまた全然別のところ から声をかけてもらって「よしやってみようかな」と始めたんですよ。 ●へ~ぇ。 ■一回だけ就職した事もあったんですよ。結構大きい会社だったんですけ ど。 ●え!それは何系の会社なんですか? ■空調関係の開発をしてた会社で。そこの研究開発部というところで開発を して たんですよ。それが入社して2ケ月半で倒産しちゃいまして。(笑) ●あら!(笑) ■それでポーンと放り出されて「あぁ、やっぱ頼るのは自分しかいないんだ な」 という。それでそれからずっとバイトしてましたね。 ●いろいろあったんですねぇ。 |
