突然ですが、みなさま、風邪対策、充分されていますか。
立春が過ぎ、暦の上では春とはいえども、まだまだ寒さが続きます。
お気をつけください。
はい。
今、この原稿を書き連ねているワタクシ、39℃超の高熱を発しております。
人生のなかでほとんど経験したことがない状態でございます。
スリングショットに挟まれたピンボールのように、身体がバババババっと震えております。
コラムを入稿せねばならないのですが、なんとも頭が働かない。
むしろ脳の、普段賦活していない部分がフル稼働しているのかとすら思えます。
申し訳ないのですが、せっかくなので今のどんな状態で何が頭に浮かんでいるのかを記録させていただきます。
まず、なにがすごいってこの悪寒。
おい、このドテラ、綿の代わりに氷が詰まってんじゃねえか、ってくらい寒い。
ぞーん、かな。いや、どぅーん、かな。あ、ずぎゃーん、かもしれない。
小刻みに、上記の効果音をもって、悪寒が身体全体に走ります。
初めて恋に落ちた時の衝撃なんて、コレに比べるとまったく刺激的ではないな。
そして、芯を失って震える身体。もう、自分の震えっぷりに笑っちゃいます。
活動ができないほどの風邪はとんと経験が無いので、
そんな状態の自分に興味が湧いて仕方が無い状態です。
いつも風邪をひいたときには、肉を荒々しく食って野生の力を取り戻さねばと、奮発して値段が張るステーキを食らったりしています。
まあでも、野生の動物達は病気になったとき、何も摂取せずそこにじっとうずくまって回復に専念する、と聞いたことがあるので、この考え方自体おかしいのでしょうが。
ですが今回は全く食欲が無い。
あっ、食べたいと思うものが唯一あった。
ザッハトルテ。
いや、好きなんですが、公言するほどの甘党なわけでもないのですよ。
でも、食べたいなー、ザッハトルテ。
嗚呼、チョコレートケーキの大王様。大王様の漆黒に輝くフォンダンの海に浮かんでいたい。
いや、しかし、だ。
「えー!? 風邪なの? 大丈夫? ちゃんと休んでる? もう、しっかり栄養とらなきゃ!
あたし、つくってあげるから、食べたいもの言って!」
なんてことになったとして、だ。
「うん...ざっはとるて。」
いやいやいやいやいや。
おめえのあの娘はいったいどこのカリスマパティシエだっつー話だ。
あー、やはりここは無難に「はんばあぐがたべたあい」と、うなされ気味に言うのが正解なのだろうか。
いけない。
カリスマなんてもはや死語になりつつある言葉を使い始めているばかりか、闘病の孤独に耐え切れず妄想があっち方面に進み始めている。
深夜のラブレター状態になりそうなので、この辺りで筆を置かせてください。
みなさん、風邪には充分お気をつけください、ね。
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