トーキン★カフェ

トーキン★カフェ > 「パロマグリル・森智範さん」1ページ
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トーキン★カフェ 今回のゲストは「今泉の顔」ともいえる、言わずと知れた人気店「パロマグリル」の森智 範さ んです。オープンしてから2年を過ぎた現在でも「行列のできる店」として有名なパロマ。その秘密を探るべく、色々聞いてきましたよ。今回「(笑)」マーク が非常に多く、見づらいインタビューになっております。(笑)
プロレスファンのみなさんには後半で爆笑トークもありますよ。(笑)
※この取材は2004年当時のもので、現在とは異なる内容もございます。
ス ウェード(以下●)えー今日はトーキンカフェの第四回目という事でパロマグリルの森さんにお話を伺いたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。
森(以下■)はい、よろしくお願いします。
●パロマグリルさんっていうのはカフェトライブを見てる人に限らず今や誰でも知ってるというくらいの有名店になったワケなんですが
■いやいや、何をおっしゃいますやら(笑)
●いえいえ、マジで。(笑)オープンは2002年ですよね?
■そうですね。2002年の1月ですね。
●森さんもいろいろなメディアに出られて、あれよあれよという間に皆さんが知るお店になったというワケですが、今日は既に森さんの事を知ってる方もたくさ んいるとは思うんですがまだまだ知らない方もいらっしゃると思うんで
■僕も知らない事まだいっぱいありますよ!(笑)
●あはははは(笑) ま、そういうところをいろいろほじくって行きたいなと思いますんで。まずご出身が日田なんですよね?
■そうです。大分県の日田市です。
●すごく歴史のある街というか、そういうところで森さんは生まれてます。
■そうですね、そう言われてますね。
●日田で生まれ育って、いつまでいらっしゃったんですか?
■えー高校卒業までだから18歳までですね。
●それまで日田で。・・・どんな少年時代でした?
■少年時代ねぇ・・・いまだに昔の近所の人に会うと「悪かった」って言 われますよね。( 笑)
●そうなんですか?
■もーアンタはほんと悪かった、ってね(笑) すごいイタズラ好きっていうか、そん な感じだったんで(笑)
●あーそうなんですか。いろいろやらかしちゃいましたか。
■そうですねぇ。いろいろ(笑)
●少年時代を日田で過ごして、それからすぐ飲食の道に進まれたんですか?
■うん、高校卒業と同時に大阪の調理師学校に行って一年間勉強したんで すよ。
●あーそうなんですか。それはやっぱり辻調(大阪あべの辻調理師専門学校)ですか?
■そうですそうです。辻調に。
●子供の時から飲食の道に行こうと思ってたんですか?
■いやいや全ッ然!僕の夢は「プロレスラー」でしたから。
●あはははははは(爆笑)
■あくまで、いまだにそうですけどね(笑)
●あはははははははは!いまだに!(笑)
■チャンスがあれば。(笑)
●で、結局そこで高校時代になって進路を決める時に調理師学校に進もうと思ったキッ カケは何ですか?
■たまたま仲の良かった友達が「調理師学校に行く!」と。「じゃー俺も 行こうか なぁ」って。「大阪に行ってみたいなぁ」って。(笑)
●単純にそういう理由で。
■ハイ。もう単純にそういう理由です。別に料理が好きでも何でも無かったですしね。(笑)
●じゃあ結構カジュアルな感じで入学した、と。
■うん、ホントにそんな感じでしたね。
●じゃ、一年辻調に通って・・・
■ま、学校行ってないんですけどね。ずーっとバイトばっかりしてました。
●そうですかぁ。バイトは何やってたんですか?
■えーキャバレーの呼び込みと・・・
●呼び込みですか!(爆笑)
■いやホントに。
●あのー、それ書いていいんですか?
■大丈夫、大丈夫。(笑)
●一応、書ける範囲で話して下さいよ?(笑)
■(笑) 分かりました。呼び込みとペンキ屋さん。
●ペンキ屋さん?
■昼はペンキ屋さん、夜はキャバレーの呼び込み。
●はぁー・・・じゃ、もうほとんど学校行ってなかったんですか?
■いや、まったくじゃないですけどね。(笑) 最初の一学期はちゃんと行ってました。 でも二学期くらいからほとんど行ってないですね。(笑)
●タルイなぁーって感じで?
■そう、メンドくせぇなーって。(笑)
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■結局ね、調理が好きでも何でも無かったから苦痛じゃないですか。(笑)
●ですよね。その時は別に好きじゃなかった訳ですもんね。(笑)
■全ッ然。もう邪魔、うっとうしいって感じでした。でも一応親からお金 を出しても らってた訳ですから、表面的には行ってるフリをして。(笑)
●なるほどー。で、そんな感じでバイトばっかしながら一年経って、卒業はされ たんですか?
■卒業は・・・まぁ、正確に言うと「追い出された」って感じですか ね。(笑)
●追い出された!
■ある単位を落とすと本当は卒業出来ないんですよ。で、僕それを落とし たんですよ。 「あとこれ以上は落としちゃダメよ」って言われて、でもそれも落としたんです。(笑)
●はぁ・・・
■それでもまた何単位、ってなるんですが、結局繰り返しで。
●で、卒業はされたんですか?
■しましたよ!(笑) もう何で出来たのかよく覚えてないんですけど、卒業はしまし た。「追い出された」感じで「卒業した」ってのは覚えてます。
●ふふふ。で、学校を出てそれから何されてたんですか?
■当時「ここが東京で一番人気のある店だ」って言われてた店があって、 「んじゃ俺、そこでいいや」って就職先決めて。
●それが、かの有名な「クイーンアリス」?
■うん、そう。
●じゃ、それまで飲食店の経験ってのはあまり無かったんですね?
■無かったですね、全然。
●辻調に行ったり行かなかったりしながら(笑)一年経って、それでクイーンアリスさんに入れたってのは何か理由があったんでしょうか?
■そう、確かに先生からは「絶対落ちる」って言われましたね。「もし入 れてもすぐ辞める」ってね。(笑) 当時「鬼の石鍋」って言われて物凄く厳しいってのでも全国的に有名でしたからね。
●料理の鉄人である、石鍋裕さんですよね。
■はい。
●そんな有名店に何で入れたんでしょう?
■たぶん・・・カマしたからでしょうね。(笑)
●カマした?
■「死ぬ気で頑張ります!」とか面接で。(笑)
●あはははは!(笑) やる気全開のフリをしたと。筆記試験とかなかったんです?一般常識みたいな。
■いや、それが無かったんです。ただ面接だけで。で、そういう時って皆 決まり切った事を言うじゃないですか。でも僕は予備知識とか何も無かったんで「頑張ります!」っ て。(笑)
●じゃーもう一生懸命さみたいなところで判断されたみたいな。
■僕としては東京行きたかっただけでしたけどね。(笑) 特別に思いがあった訳でも何でもなくて。(笑)
●クイーンアリスさんには調理の方で入られたんですか?
■いえいえ。クイーンアリスでは入って一年間は必ずホールをやらなきゃ いけないんですよ。で、一年ホールをやった後に調理場行くかホールに残るかをチョイスさせるんですよ。
●なるほど。
■で、僕一年ホールをやって、ソムリエの先輩とかいるじゃないですか。
●はいはい
■あそこは結構人が辞める店でもあったんで人手がなかったんですよ。そ れでその時何の知識も無いのに「お前ワイン覚えろ」って言われて。(笑) それぞれのワインにつ いてメニューにある一行くらいのコメントをワーッと覚えて、後は見よう見まねとい うか「まろやかで美味しいですよ」とか「コクがあって・・・」とか。飲んだ事も無かったのに。(笑)
●あははははははは(爆笑)
■でも、売れてたんですよ!そのソムリエの人よりも実際は多く売ってた んで す。
●それ、スゴイですよね!
■そう。で、「お前なんなんだ?!」って話になって。(笑)
●すごい新人だと!(笑)
■自分では気付かないうちにうまい売り方をしてたんでしょうね。計算し てないからナチュラルにやるじゃないですか。
●そのセールストークみたいなものはどこで身に付いたんですか?
■うーん・・・たぶん僕それ、キャバレーの呼び込みだったと思いま す。(笑)
●呼び込み時代のスキルが役に立ったと!(笑)
■どうやったらコイツを騙せるかな?って訳じゃないですけど、そういう 駆け引きみたいのがあるじゃないですか。それがあったから自然に身に付いてたんだと思います。これマジで。(笑)
●しかし珍しい活用方法ですよね。それ。
■何か重々しく「こちらは○○年前にこうやって作られたワインです」と か言われると大抵のお客さんはうっとうしいじゃないですか。
●はいはい。(笑)
■そこに加えてお店に来るお客さんってのはソムリエがどんな若くてもあ る程度勉強して解ってると思ってる訳じゃないですか。
●はいはい
■そこで軽くおすすめする訳ですよ?こう・・・滑らかに。(笑)
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