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●了解です(笑)。じゃ、次にゆうこさんの番ですね。
:えーっ、じゃあホントの事言っちゃっていいんですか?
●公開できる範囲で御願いします(笑)。
:じゃあ、肝心の部分はカットして(笑)。まあ、色んな事情があって親が引っ越すことになって、実家が空いたんです。当時私は普通 のOLやってたんですけどね。で、どうしますかって話になったときに親が「そういえばアンタ、ちっちゃい頃からお店したいって言ってたよね?」って話になって。私も中央区とかで場所を借りてってなると自信がなくて、じゃあ、ウチでやろうと。でも、どうすれば庭に松の木が植えてあるような築30何年の日本家屋が店になるんだと思って、当時知り合いだったムーンライト・クラブ・カフェの井上さんに相談してみたんですよ。そしたら「それはなんとでもなるよ」って。で、デザインをしてくれて日本家屋をリフォームに取りかかってくれたんです。
●ほー。
:お金がないので自分達で作ることにしようって。だから水道の配管から何からやりました。電気工事も本当に出来ない所だけ電気屋さんの友達に頼んで。
●自分達でやるっていうのは資材とかの調達も、ですか?
:ハイ、買ってきました。私は軽トラの運転とかしたことなかったんですけど、井上さんから軽トラのカギ渡されて「ハイ、材木買ってきて」って(笑)。
肥:あははは(笑)。
:サイズの書いた紙渡されて(笑)。
●あはは。ちなみに資材とかはどこに買いに行ったんですか?
:近場だったらグッディとか、ナフコとかのホームセンターで、たくさん買うときはちょっと遠くの資材屋さんを何件も探して。遠い所では那珂川町とか。で、サイズが合うものを探してきてました。最初は運転しながら「なんで今までOLしかやってなかったのに、軽トラ乗って材木とか買いに行ってるんだ」とか思って(笑)。
●あははははは。
:でもなにしろ自分のお店なんで。ペンキとかも自分で買ってきて井上さんに言われるとおり塗ったり貼ったり。だから愛着はありますよね。自分で作ったお店だから。あと、壊れたときとかも自分で修理できますよ!(笑)
肥:どうやって出来てるのか分かってますからね。
:そう。しかも手作りだとちょっとづつ手を加えて行けますからね。
丸:自分で作るとなんか馴染みますよね。
:そういえばこの前、キャナリーさんもご自分達でかわいい棚を作られてましたね。
丸:すごく馴染みますよ。
●ちなみにそういうのって、やっぱ「棚づくりの本」とかを見て作るんですか?
丸:構造がわかればカンタンに作れますよ(笑)。あとはもう、イメージです。
:日頃からこまめに好きなお店とか雑貨屋さんとか見てまわって、それが少しづつ自分の中にイメージが蓄積されていくんじゃないですかね。
丸:僕はほら、家が建築屋だから小さい頃から手伝ったりしてたんである程度建物の構造とかわかってたんで。構造がわかっていれば応用がきくでしょ?
:あとは自分の好みの形とか色とかを作っていくだけですもんね。
●でもスゴイっスよね。他のカフェだとお金かけて全部御願いします、みたいなカンジが多いでしょ?
肥:それができるならそうしたいです。やはりお金がないから…(笑)。
丸:でも業者さんに丸投げでやってもらったらイメージと違う物ができちゃうんですよ。そのギャップを埋めるので業者さんと対立したりとかしてすごいエネルギー使っちゃうんです。お金をかけてやってもらうのも、自分達でやるのもすごいエネルギーがいるんです。じゃあ、キツくてもやっちゃおうって。
:お店を出してみてわかったんですけど、作るっていうのは信じられないくらい大変ですよね。できたお店に行っただけじゃわからない。何げに使っているカウンターひとつとってみても高さとか幅とか色とかを決めるのに1日や2日じゃできないんですよ。で、材料買ってきて寸法図って、切って、置いたらまた違ってたんで削って…それだけでもすごい時間かかっちゃうし。
●やはり店舗づくりから入っちゃうと実際はなかなか大変なんですね。で、今お店をやってく上で大変な事とかって何でしょうか?
:うーん、こっちが提供したいものとお客さんが求めているものが必ずしも同じとは限らない所はありますよね。メニューにしろ、お店の造りにしろ。
丸:自分がお客さんになって、休みとか色んなお店に行ったりして、常に顧客側の意識を残してやる必要がありますよね。
:だから休みにしろお客さんとして他のお店に行ったりしてます。
丸:純粋にお客さんとして楽しみにいかないと楽しさは提供できませんよね。
●でもホント、お三方とも色々お店に行かれてますもんね。
:元々色んなお店に行くのが好きっていうのもありますけどね(笑)。
●ちなみに今、個人的に気に入っているカフェとかありますか?
丸:遅い時間はカフェ・ド・ヒナがいいです。
:あっはっは!それなんですか(笑)。
肥:あはははは(笑)。
丸:遅い時間で、自分の店が休みの時には(笑)。
福:それそっくりそのまま私もキャナリーさんなんですけど(笑)。
●すいません、そんな事言ってもネタにならないんで(笑)。もうちょっと考えて下さいよ。
:(笑)カフェトラに載っていないカフェでもいいんですか?
●全然いいですよ。
:う〜ん…すごい何度も行ってるワケじゃないんですけど、三瀬のトンネルの前にあるパン屋さんで、横がカフェになってる所…。そこも手作りのお店でそこで焼いてるベーグルでサンドイッチを作ってくれて。屋根にお花が咲いているお店…。
●「屋根に花壇のあるお店」でしたっけ?
:そう!そこに休みの日に行くのが好きですね。
●周船寺からなら道1本で行けますしね。
:峠を通 れば1本で行けますね。近いしパンがおいしいんです。



●なるほど。キャナリーのお二人はどこでしょうか。
丸:僕はですね、ちょっと遠くて熊本なんですけど…。
●イキナリ飛んじゃいますね(笑)。
丸:熊本にあるorangeってカフェですね。あそこ好きです。
●僕も取材で行きましたよ。手前が雑貨屋さんなんですよね。
丸:そうです。
:そこって熊本市内なんですか?
丸:市内ですね。元はおばさんがやっているようなブティックだったそうです。
:例えば「ブティック舞子」みたいな?(笑)
肥:そうそう(笑)。
丸:2階が住まいみたいな…木造のつくりで細い道の中にあるんです。いかにも自分達で作りましたっていう手作り感のあるカフェで。ペンキとかもベタッて塗ってあるというか。それがなんかもう、雰囲気がすごい良くて。
:なんか話聞いてたら行ってみたくなりますね。
肥:いいカンジだったよね。お店の人としゃべってみたかったんだけどカウンターにお客さんがいっぱいたんで。
●福岡だとどこが好きですか?
肥:アタシ的にはグーテカフェさん。もう1回行きたい。なかなか時間が間に合わなくて行けないけど…。
●グーテさんのどの辺が好きなんですか?
肥:なんだろ?雰囲気?…あそこの2階が好きですね。
丸:オーナーさんもいい人だし。あと、ウチのモデルになったオプトカフェとかも好きですね。あそこも手作りなんですよ。3ケ月かけて作ってますから。
●あ、オプトさんも手作りなんですか。
肥:オプトさんはテーブルとかまで手作りですよ。溶接とかまでしたって。
丸:もう2度としないって言ってましたけど(笑)。
:それは私も同感(笑)。手作りカフェってある程度年齢若くないとできませんしね。もう体力が。
丸:体力と気力いりますよね。
:ね(笑)。ホント私、ヒナを作っている時、夜中に泣いたことありますよ。
●あははははは(笑)
:ウチ、店内に石を貼っているんですよ。井上さんとふたりでもくもくと夜中の3時くらいにコンクリートの間パテ埋めしていたんですけど、途中で涙がでてきちゃって。バーンって道具を投げつけて(笑)。「なんで私がこんなことしなきゃなんないの」とか言って(笑)。
肥:あははは!(笑)
:朝からずーっとやってましたからね。井上さんボーゼンとしてましたね(笑)。「…や、休んでていいよ」とか言って(笑)。
●あははははは(笑)
:何ながら休んでいるつもりが、いつの間にか朝になってて。起きてふと見たら全部終わってました(笑)。
肥:あははは!
:多分泣きながら井上さんがやってくれたんだと思います(笑)。今でも「あのときの事を思い出すとちょっとツライね」とか言われます。
丸:(笑)。いや〜、でも井上さんはスゴイっすね。
:自分の店やりながらやってくれましたからね。
丸:ね〜、スゴイ。
:今頃になって余裕がでてきたんで、すごい感謝してますけど、その時はいっぱいいっぱいで。井上さんのお店の売り上げも私がかなり落としていたと思います(笑)。でもそういう方と一緒にお店づくりを出来たことがすごい良かったと思います。
肥:でもわかります。お店作る時ってすごくヒステリックになりますよね。お金ないのに色々買わなきゃいけないし。塗料とかも買いに行って気が付いたら何千円とか何万円とかなってるし。「あといくらしかないのに…」とか。
丸:塗料がまたね、高いんですよね。
:高いですよねー。
丸:ハケはすぐダメになるしね(笑)。でもホームセンター行ってるうちに要領よくもなりますよね。
:私もグッディに材木買いに行ったら「車に乗せてください」とか平気で言えます。
肥:無理矢理ナナメにカットしてもらったりとか。たくましくなりますよね。