梅雨明け宣言も待たず、暑い日が続きますね。
と、いう訳で今回は「アイスコーヒー」についてお話します。

この時期から「アイスコーヒー用の豆下さい」とリクエストいただきますが、特に専用でなくとも、もしお好みの銘柄があればそれをコールド(冷たく)すれば即ち、アイスコーヒーになります。

「アイス用」で販売されている多くの豆は黒々したタイプです。
それには以下のような理由があります。

・氷で冷やして薄まってしまうのが前提なので濃いタイプが必要
・ホットに比べるとミルク、シロップを加える傾向があり、
 
コーヒーはそれらに負けない位の強い味わいが必要
・飲み物の温度が下がるほど苦味を感じにくなる為、苦味が効いたタイプが必要

しかしながら、苦味の効いたアイスコーヒーが苦手な方もいらっしゃって、その様な方に「他のアイスコーヒー」を選択いただけないのは残念な傾向です。そんな時はいつもの銘柄で「アイスコーヒー」を作ってみるのも一興ではないでしょうか。

アイスコーヒーの作り方には大まかに2種類の方法があります。

・ホットで抽出、急冷する
・水出し(浸漬してろ過)

「ホット抽出急冷」は ミルク・シロップを加えられる方にオススメです。コーヒーは細かめに挽いて、普段の抽出量の1/2位に抽出し、氷を加えてください。 冷やす氷も出来るだけ質の良いものをお選びください。これだけでうんと美味しくなります。

「水出し」は ブラックで召し上がる方にオススメです。水の量の7%前後のコーヒー粉を水に入れて冷蔵庫へ。一晩位が目安でしょうか。 この場合も水はできるだけ良いものを。好みの濃さになったらペーパーフィルターやさらし等で漉してください。

さて、よく喫茶店で見かける「水出しコーヒー」、ポタポタと点滴でコーヒーを抽出し、蛇管のガラス管を通ってフラスコに溜まる、アレです。

12時間で○杯分しか作れない、とかのキャッチフレーズですが・・ ホットコーヒーほどではないですが、コーヒーは抽出されると即座に酸化していきます。冷めたコーヒーは酸っぱみが増してしまうことは多くの方がご存知だと思います。

最初にフラスコに落ちた一滴は抽出されてから12時間経ったものなのです。点滴されているコーヒーの粉もその間ドンドン酸化していきます。

私の経験上、店主が「すごく時間がかかってるんですよ」とおっしゃるほど、苦味と酸味が際立ったコーヒーになってしまっているのは何とも皮肉なことです。

当店ですか? 当店では「点滴抽出」や「浸漬してろ過」とも異なる「水出しアイスコーヒー」をご用意致しております。


インドネシア
「ゴールデンマンデリン」

深煎りのアイスコーヒーには必須であろうマンデリン。かつてはブルーマウンテンよりも評価が高かった時期もあるほどです。 生産国のインドネシアは政情不安や東チモールの独立等、生産や流通環境が良いとは言えません。 当然ながら玉石混交から「玉」を選ぶとなるとわずかな量となります。
「ゴールデン」はねっとりとした甘みとココナツやフルーツのような圧倒的な香りが特徴です。。