シリーズで「おいしいコーヒーとは?」をご案内しました。
ちょっとまとめますと、自分好みのコーヒーを探すには・・ ・

・よく売れている中煎りのブレンドから手始めに
・豆の状態から挽き売りしていること
・保冷管理していること
・鮮度の良いモノを選ぶこと
(いつ焙煎しましたか?ってズバリ聞いてください。4日以内ならセーフです)

これらをクリアしている豆ならきちんと味を確かめることができます。

ですが、中煎りの「ブレンド」に関してはちょっとした落とし穴があるかもしれません。「ブレンド」とは数種類の「ストレート」を配合したものなのですが、どうした事か「ブレンド」が「ストレート」よりも安い価格で設定されているコーヒーストアが多いのです。

味の調和をとり、単一(ストレート)では味わえない組み合わせの妙が「ブレンド」の魅力です。個人的には「ストレート」よりも付加価値を与えても良いと考えている位です。

「ブレンド」がリーズナブルな価格になっている理由として、推測ですが以下の2点を挙げることができます。

・価値が落ちた豆を使用する
・安い豆を使用する

「価値が落ちた豆」とは「ストレート」で販売していたが、売れずに古くなった豆を再利用する、という考え方。 「安い豆」とはその価格を反映した品質の豆です。ブルーマウンテンのような一部の銘柄を除いて、コーヒーも価格と品質は連動しています。安い豆という事はそのような味わいのコーヒーにしかなりえないことを示しています。

もちろん、良心的な理由も挙げられます。「ブレンド」はインパクトよりもバランスが持ち味ですから、コーヒーになじみのない方やこれから始めてみようという方への導入的なアイテムとして向いています。また、「お試し」的な側面から、お客様にはなるべく負担をかけたくない、というものです。

しかしながら、その様な理由であれば、店頭でキチンとご説明してお選びいただく、というスタンスがあってよいのではないでしょうか・・商品価格にあまりに上下があっては、ついついリーズナブルな方に手が伸びるのも人情です。価格を下げることによってその説明の手間を省き、お客様を誘導しては「好みのコーヒー」にたどり着いていただくのに遠回りしてしまうでしょう。

コーヒーストアにはたくさんの商品がありますが、価格は驚くほどバラバラです。単純に生豆コストに対する設定というのは「売り手」の都合です。極端な話、ほとんどの商品を「同じ価格」にすることによって、お客様は「銘柄」や「価格」から解放されて「どの味わいのコーヒーが良いかしら?」と初めて悩むことができるのです。



ハワイコナ「松本農園」
セイムプライス(同価格)のラインナップが理想、と言えども「ハナイコナ」は生豆の時点で5倍以上の「価格の壁」があります。この「松本農園」産は現地で意欲的に取り組んでいる「松本さん」の豆。「ハワイコナ」コンペには連続して決勝に残る品質です。特徴は何といっても、トロリとした口当たり。やさしい酸味と甘みのバランスも申し分なしです。