日本に本場のフランスパンを伝え、「フランスパンの神様」とも称されるフィリップ・ビゴさん。今回はそのビゴさんが製パン専攻2年生の特別授業の講師として来校されました。40年間で得られた経験や技術をたっぷり聞かせて頂きます。(2008.7.1)

以前にも製パン専攻の特別授業の為に来校してくださったフィリップ・ビゴさんが、今回再び講師として来校。ビゴさんは、40年以上も日本を拠点にフランスパンを作り続けている、まさに「フランスパンの神様」。長年の経験によって培われたノウハウやスキルを直接学ぶことが出来る授業とあって、生徒さん達は一言も聞き逃すまいと真剣な表情。かなり緊張気味の様子ですが、ビゴさんの明るいトークもあって、次第に笑顔が出るように。

「生地の状態は、実際に手で触って確かめることで、分量や気候が変わったときにも対応できる。そのためにも、経験を重ねることが必要なんだ」と、手で生地のベストの状態を確認するビゴさん。経験豊富なプロならではの感覚に、生徒さん達は感動しながら、自分の手でしっかりと生地の感触を確かめていました。
一口にフランスパンと言っても形は様々。今回は、棒状のバゲットから、コロンとした形のタバティエ、他にクロワッサンの成形まで見せて頂きました。またその作るスピードが早い早い。どんな形状のパンも、一瞬にして作ってしまう、さすがビゴさん。すばやく、鮮やかな手さばきに誰もが見とれていました。
次に「作ってみたい!」という積極的な生徒さんが、成形にチャレンジしてみました!生地の扱い方から成形のヒントまで、ビゴさんのマンツーマンの指導の元、みるみるコツをつかんでいく生徒さん。「神様」からの直接指導なんて普段なかなか体験できないことですよね。
さて、いよいよ釜入れ!鉄板を持つ二人のタイミングを合わせて焼き機に入れます。はじめ、タイミングが合わず失敗してしまったのですが、ビゴさんのタイミングを合わせる声かけもあって、その後は無事成功☆
パンを焼いている間、教室では、ビゴさんが生地でいろんなものを作って下さいました。バラや稲穂、果物、ビゴさんのネーム入りプレートも出来上がり☆
フランスパンが焼き上がると、教室内は香ばしい匂いに包まれます。生徒さん達は一切れずつ試食をもらうと、弾力を確かめたり、香りを嗅いでみたりと、ビゴさんの「本場のフランスパン」を研究するように味わって食べていました。美しいお手本のようなパンを、携帯カメラで撮影して写真を残している生徒さんもいましたよ。
再び教室に戻って、先ほど学んだ成形にトライ!みなさん「何にしよう?」と真剣に悩んでます。ビゴさんの教えてくださったバラを早速作ってみる生徒さんもちらほら。生地を触るうちに、コツを掴んだ生徒さん達、作るのに没頭してます。
その間に、ビゴさんは可愛らしい帽子も完成させちゃいました!それを見て、「かわいい〜」との声があちこちから。ビゴさん、ちょっと嬉しそうでしたよ☆
生徒さんの作品を見て回る中で、急きょビゴざんによるランク付けが始まった模様。「神様」も認める作品を作った生徒さんには拍手が。有名なビゴさんに褒められたと照れながらも、とっても嬉しそう。
商品は、今回作ったフランスパン☆ちょっと食べすぎかも?

教室では、ビゴさんが流暢な関西弁で時折ボケて生徒さんを和ますなど、終始楽しそうな雰囲気でした。
そんな中で、「小さくても自分のお店をもてるくらい経験を積んで欲しい」と、経験の必要性、気持ちを込めて作る事の大事さもまた伝えてくださったビゴさん。技術だけでなく、「パンを作る」ことに対する気持ちや心構えも学んだ特別授業でした。
今後、更に経験を積んで、ビゴさんのようにおいしいおいしいパンを作っていって欲しいですね。