各専攻の2年生は卒業間近となりました。今回は製パン専攻の生徒さん達による卒業制作、オリジナルパンの発表会&展示試食会をレポートします。2年間学んだ集大成といえる作品をご覧下さい。(2008.2.4)

製パン専攻による卒業製作課題のテーマは「春夏秋冬」。一人一人がそれぞれ「季節」をイメージしたオリジナルパンを製作。その焼きあがったパンを手に、他の生徒の前でプレゼンテーションを行うというスタイル。プレゼンでは一人3分という持ち時間で作品名とコンセプト、工夫したポイント、おおよその価格などを発表します。

どの作品も、スイカや桜、スノーマンなどさまざまなものをモチーフにして、季節を感じさせる仕上がり。パンが桜の花びらになっていたり、スイカにはちゃんとヘタが付いていたりと、随所に工夫が施され、見た目も楽しませてくれます。おしるこパンやお好み焼きパンなんていう変り種もありましたよ。
さて、肝心のプレゼン。みなさん緊張しつつも一生懸命伝えようとする姿が見られます。テーマに沿った工夫点においては、見た目だけでなく、モチーフに合わせて歯ごたえや食感までこだわっているものもありました。原価と売価の比較もしっかり計算されていて、今後どういったことを改善しなければいけないのかというところまで考えられていました。プレゼンを聞く他の生徒さん達の表情もとても真剣なものでした。
プレゼンから5日後、1Fにあるカフェ「Visionary cafe sweets」を会場にオリジナルパンの展示試食会が開催。準備や試食会での接客など全てを製パンの生徒さんが行います。天気はあいにくの小雨模様でしたが、お客様がたくさん入ってくれることを願って、みなさん黙々と準備中。店内には展示と試食のコーナーをそれぞれ設置。展示用を観覧した後で、試食コーナーから好みのパンをとって試食出来るようになっています。

スタート直後はお客様もまちまち。しかし呼び込みの生徒さんたちの頑張りもあり、徐々に会場は賑やかに。寒い中、イベントのほとんどの時間を外の呼び込み隊として頑張った頼もしい生徒さんもいました。会場内では接客担当の生徒さんがお客様に試食会についての説明をし、テキパキと仕事をこなしていましたよ。

実際のお客様の反応がどんなものか知るため、この日の展示会ではアンケートが設けられました。それぞれのパンには自分が作ったものに関するコメントが付いていて、どんなところを工夫して作られたパンなのか、アピールされていました。じっくりと見て、真剣に評価して下さるお客様。「本当に学生さんが作ったの?!」という驚きの声も多く聞かれました。
始まって30分もするとピークになり、気が付けば試食のコーナーには多くのお客様の列が!
一口サイズにカットされたパンは何個でも食べられそうな可愛さ。どのお客様もパンを食べながら、一つ一つに対して丁寧に感想を書き込んでいる姿が見られました。生徒さんはホール全体に気を配りつつ、どのパンが良く食べられているのかとても気にしている様子。
ホールでは空いた席を素早く片付けお客様を案内する生徒さんの姿や、飲み物のおかわりなどを伺う場面も。そんな生徒さん達にお客様も「おいしかったよ」と笑顔で声をかけ、満足そうに帰っていく姿がありました。その言葉に生徒さんもとても感動しているようでしたよ。

アンケートによって実際の消費者としての生の声を知ることが出来ました。自分のパンの良かったところや改善点など、自分自身わからなかったところも見えてくるのではないでしょうか。お客様の評価を見て、自分で納得いかなかったところなどを見直し、更なるステップアップを目指して欲しいと思います。